2019年8月23日 (金)

「ひろがる地図」

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浅草で時間調整になったので、空いた時間で現代美術館の「ひろがる地図」展をみて来ました。

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清澄白河の街を探検する参加型の作品があったり、地図をテーマに様々な作品が展示されてます。

中でも全盲の光島貴之さんが手がけた触れるアートと、「大地の芸術祭」でも刺さった栗田宏一さんの土の標本は興味深く見せてもらいました。

 

 

 

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2019年8月 8日 (木)

さわるえほん

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先日「視覚障害者ワークショップ」を開催した生徒さんから、「さわるめいろ」という本を見せて頂きました。

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点字の勉強や目の不自由なお子さん達向けなんでしょうけど、私達でもそのデザインや色使いや触った感触が楽しい絵本です。点字や迷路の部分は粘度の強いインク(?)で盛り上げてあって、これも奇麗にプクッと盛り上げるには高価なインクや印刷の技術が必要なんだそうですよ。

ユニバーサルデザインの観点からもこういう物がもっと広まれば良いのにな、と思う今日この頃です。

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2019年6月23日 (日)

視覚障害ワークショップを終えて

今回の試みは障害を持ってる方々と一緒に創作活動をしている生徒さんが、「視覚障害の方とワークショップをやりたいが会場の確保や道具の準備が難しい」との話を受けて私の方からウチのアトリエだったら私もお手伝いしますよ、と提案した事で開催が決まりました。

私は10数年前に”ダイヤログインザダーク”を体験した時の驚きを今でもはっきり覚えていて、今回話を頂いた際も全く目が見えない方がどんな風に作業をされるのかといった興味や、どのように伝えれば旨く進行出来るだろうという自身の挑戦といった意味でお手伝いをさせて頂いた次第です。そして色んな事に驚いて笑って楽しんだワークショップになりました。

皆さんの指先や臭いの感度はもちろん、障害物や空気感を感じ取る感覚も凄いと思いましたし、羨ましいのはそのコミニュケーション力です。言葉が一番の伝達方法なのでしょうけど、軽妙で的を得ていてボケやオチまで盛り込んだ話術に私は口を挟む暇もなく、ひたすら笑い転げる場面がたくさんありました。その辺に苦手意識がある私はそのスキルが羨ましいやらでしたが、場の空気に乗っかってただただ楽しませて頂いた感じです。

先日打ち上げがあって途中まで電車で一緒に帰った時も皆さんのお喋りは止まる事がなく、「先生引いてないですか?」と心配されるほどでしたが違うんです、口を挟む隙間がないだけで私も十分楽しんでるんです。。。ちゃんと歩けるかな、何かにぶつからないかな、と言った勝手な心配はあっさり覆されたわけです。

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写真のヘアバンドはハギレを持ち帰った方が自宅で作ったと見せてくれました、作業中に色んな革を触ってもらい説明してると皆さんイメージを膨らませて興味津々に聞いて質問してくれたことも大変嬉しかったです。

今回のワークショップは立案者の生徒さんの今後の活動の叩き台としてのトライアル的な要素がメインでしたが、私も何かの形で関わらせて頂きたいと思える有意義な時間になりました、またいずれ皆さんとお会い出来る日を愉しみにしています。

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2019年6月21日 (金)

視覚障害ワークショップ #3

前回からの続きで前胴にカードポケットの付いた預金通帳ケースを製作して頂いてます。

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今回からいよいよ手縫いの行程に入ります。針に糸を通す行程は我々が対応しようと思ってたんですが、一応糸通しを体験してもらおうと渡したところ、、、これを通してしまったんですね。通常より太い針と糸を使ってるとはいえ、私が目を瞑ってどれだけ試しても無理です、それを指先の感覚だけで通せる事にはビックリです。

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そのまま前回ポンチで開けた縫い目に沿ってカードポケットを波縫いで縫い付けてもらいます。

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前と背の胴を張り合わせる行程は糊がはみ出さない治具を当てて、指でサイビノールを塗ってもらい貼り合わせ。

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更に目打ち用の治具を当てて縫い目を開けていきました。

治具に関しては皆さんの意見を聞きながらこの企画の発案者の生徒さんとその場で対応しながら作ったりでなかなか忙しいのですが、始まる前には思いつかなかった事でも実際に状況を見てその場でアイデアが浮かんでくると面白いもんです。

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そして縫う行程に入ります。2人の方は今まで通りに波縫いで、もう1人の方は普段の私達と同じように両端に針を付けてサドルステッチに挑戦、テンポ良くステッチも乱れず見事に縫い進めてます。

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最後にコバを磨いてもらったら完成です、この作業を気に入ってる方もいて、徐々にコバがスベスベになってくる過程が楽しいと言います。普段の私も同じことを考えながらコバを磨いてますので共感してもらったようで嬉しくなりました。

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そして見事に完成、皆さんお疲れさまでした!

今回のワークショップはこれにて終了です、皆さん根気強く付き合って頂き怪我もなく無事に終了できてホッとしています。

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2019年4月23日 (火)

視覚障害の方と革のワークショップ #2

今回は本番のワークショップを開催する前のたたき台として、普段私達が行っている作業工程を一通り経験して頂き、皆さんからアドバイスを頂くトライアル的な試みになっています。

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コバ面をヤスリで整えてからフノリで磨き、ネンを入れてコバを仕上げました。

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コバから5mm内にネジネンでガイドラインを引き目打ちを打って頂いたのですが、さすがにこの行程は判断が難しいとの事でしたので、 

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急遽1.5mm厚のボンテックスにハトメ抜きで縫い目を示す穴を開けた型紙を作りました、これにより型紙を革の床面に両面テープで固定してその段差に沿ってカッターで裁断したついでにポンチで縫い目も開けれる訳です。

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縫い穴のピッチや大きさは改良の余地がありそうですが、私達も皆さんから意見を聞いて色んなアイデアが浮かんできました。

それにしても皆さん物知りでお喋り好きで話が盛り上がりすぎてお互い作業を忘れることもしばしば、そのおかげで想定より余計に時間がかかってしまいますが、、、彼らの様な視覚障害の方とふれあう機会がほとんどなかった私ですが普通に楽しませてもらってます。

次回は1ヶ月後にお会いしましょう、また様子をレポートします!

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2019年4月19日 (金)

視覚障害の方と革のワークショップ #1

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障害のある人たちと一緒に創作活動をしている生徒さんが視覚障害の方と革のワークショップをやろうと言う事で、そのお手伝いをさせてもらっています。先週から始まって今週が2回目でしたが私自身も驚いたり発見したりでかなり楽しいです。

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まずは私が普段使う革包丁を試してもらったところ、研いだばかりの包丁とそうでない包丁をズバリ言い当てられて、、、(汗)。

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そして型紙を床面に仮貼りしてカッターで裁断。指先を刃に添えて切るので見てる方がヒヤヒヤしてしまいますが、皆さんお喋りしながらも指に切り傷一つ付けないんですね。

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こんな使い方アリ!? 私には考えつかないカッターの使い方で無事に裁断。

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さらにコバも磨いてもらいました、ヤスリをかけてフノリで磨いていると少しづつコバが奇麗になってくるのが解るそうです、指先の感覚は私の数倍も鋭いですね。

驚きと発見と笑いであっという間の2時間、続きはまた後日レポートします。

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ところで選挙運動真っ盛りの今日、点字ブロックを塞ぐように関係者が並んでたり、スピーカーなどの機材が置かれていて歩道を通れないことがあると聞きました。候補者や関係者の皆さんには気をつけて頂きたいところです。

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