2019年10月 8日 (火)

ライニングいろいろ

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最近使っている裏地素材の山羊。1枚が50〜60デシと小さいため鞄など大判で取らなければならない場合は向いていませんが、牛よりも摩耗性が高いので財布など小銭やカードの硬い物を収納する裏地として優れています。

しかし0.4〜0.5mm位にベタ漉きしてもらうため、刃が引っ掛かって穴が空きやすいと漉き屋さんには結構嫌がられます。。。

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化繊の裏地って破れることがありませんか?革は作る側に手間がかかりまけど断然持ちがいいですよ。

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そして今回新しく仕入れたのは上の仔羊、なるべくマットな方が良いというお客さんのご希望で仕入れました。

山羊より更にマットで柔らかい仕上がりになってます、キメ細かい仔羊の革肌は相変わらず触り心地が良くて、定番として仕入れるのもアリかと思ってます。

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2019年9月20日 (金)

久しぶりにワルピエ・マレンマ

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少し前に自宅用に作ったメモパッドが結構便利なので、アトリエ用にサイズを改良して作り直す。

素材は随分前にお客様の注文で仕入れたワルピエのマレンマ、少し余ってたこれを久しぶりに使ってみて改めて良い革だなと感じました。

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ブッテーロと同じタンナーなので鞣しの技術は言わずもがな、そこにオイルをたっぷり染み込ませたプルアップレザーと呼ばれる革。写真のように床面から指で押したり曲げたりするとオイルが革の繊維の中を動いて白っぽくなります、これによって十分な経年変化が楽しめる訳で、年中革に頬擦りしてるような革好きには特に気に入ってもらえると思います。

ワルピエの革は他に似た革を探そうと思ってもなかなか見つかりません、見た目が似てても触っただけで違いが分ります、シンプルな仕上げの革なのにここまで特別感を出せるのは手間隙を惜しまない仕事の賜物なのでしょうね。

個人的にはこの革の香りも大好きで、届いた革を梱包から解く度にひろがる香りが愉しみです。

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2019年9月 4日 (水)

新しい革包丁入荷

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先日刃物問屋さんが営業に来て、新しい包丁を紹介して頂きました。

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まずは刃裏、一般的な包丁の裏面(鋼面)は平に仕立ててあって使い始める際に裏研ぎをしてから表の刃を付けます、でもこの包丁は刃先が厚く盛り上がっていて段差が付いていて(光ってるところが厚みがあります)先端部分だけ鋼が厚く乗ってる状態。なのでまずはこの部分だけ裏を出して使い始め、刃が短くなったら手前の部分を改めて裏研ぎをするという形になってます。先端は元々かなり奇麗に仕上げてあるのでそのままでも充分な切れ味でした。

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パッと見たとき刃が曲がって柄に取り付けてあるのかな?と見えますがこれはわざと角度を付けてるそうです、従って中子(柄の中に入ってる部分)も刃から直線ではなく首の部分で折れた形状なんですね。

細かい感覚ですが包丁を引く時や研ぐ際に、このちょっとした角度が使いやすく感じます。

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そして刃の挿し方、柄を縦に割って断面に中子の形にくり抜いてから刃を挟んで止めているので、隙間がなく口金がなくてもガタつかず緩まないところも丁寧です。

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鋼はダイス鋼、元々が仏像などを彫る彫刻刀を作ってるの会社なので刃の材質には拘りがあるそうです、手入れもし易く切れ味はかなり良いです。

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教室の生徒さん方にも好評でした。

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2019年7月26日 (金)

新しい包丁、仕入れました

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先日刃物問屋さんから営業に来て頂いて、ちょっと面白い包丁を仕入れました。ネットなどでは以前から売られてるらしいのですが私は初めて触らせてもらいました。

教室の生徒さんも使えるように見本を用意しましたので是非お試しください、何が面白いかは実物を見てもらいながら説明します。

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2019年6月13日 (木)

ブライドルレザーについて

今回使用しているブライドルレザーについてのちょっとしたお話です。

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私は納品の際になるべく表面にロウ(ブルーム)が残ってる状態でお渡ししたいと考えてます(工程上どうしてもロウが除かれる場合もあるのですが)、ブライドルと言ったらやっぱりこのブルームの浮き上がった革と言うイメージですので。そしてお渡しする際にお客さんの要望があれば目の前で拭き取るようにしています。

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で、たまにロウを拭き取ったところに傷が見つかる事があります、以前はこんな事もありました。傷と言っても革として致命傷になる様なモノではなく、虫刺されとか擦り傷などの小さい傷痕なので使用する上で問題がないのですが、白いロウが表面を覆っているときにはなかなか気付かないです。

牛も温室で毛布に包まって飼育されてたわけでなく屋外で自然に触れながら生きていた牛ですのでその上で傷や虫刺されがあるのは当然なんですけど、それが見つかった時のお客さんの反応が結構気になります、、、説明をすれば理解して頂けますがブルームを拭き取るときの私はお客さん以上にヒヤヒヤしてしまいます。

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2019年5月 3日 (金)

ブライドル

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今月の製作にむけてブライドル入荷しました、

タン色とワックスのおかげで色が解り難いですがグリーンです。

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飯田橋近辺は連休で閑散としてますが、週末は仕事に集中、頑張ります!

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2019年4月21日 (日)

ランドセルのメンテナンス

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3年前の4月、お子さんの入学式直前に生徒さんが完成させたランドセル。その当時は入学式までにホントに完成するのか?という状況でしたが、生徒さんが必死に頑張って完成させた事を思い出します、その話は今でも教室のときにチョイチョイ話題に上ります。

今回はちょうど3年が経ち春休みに入ったタイミングでしたのでメンテナンスがてら状態を見せて頂きました。

 

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小学生らしい可愛いマジック汚れがあったり、「何でこの方向に?」という折り目がカブセについたり、しっかりとした芯や緩衝材を入れたのに思いのほかダメージを受けてる箇所があったりと、3年間使った証がそこかしこに見受けられました。

ショルダーストラップが特にダメージを受けてましたので、ここは様子を見て補修が必要かも知れません。その他は概ね問題がないようですので今回は革のクリーニングをして保護クリームを塗るメンテナンスにしました。

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下のお子さんももう少しで小学校ですね、誰より身近で経過を観察してる経験を活かして次も頑張ってみましょうか!!!

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2019年3月26日 (火)

刃こぼれ

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包丁の刃が欠けてしまったので、

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ダイヤモンド砥石で欠けた部分を修正してから通常通りの手順で仕上げます。

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砥石を使ったあとは砥石の面直しも忘れずに。

私は面直し用の砥石と金剛砂を使いますが、ダイヤ砥石や耐水ペーパーでも可能です。

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研いだ包丁で先端0漉きは快適です。

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2019年3月10日 (日)

久しぶりにコードバン#2

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馬蹄型コインケースも作ってます。

 

二つ折りとセットで作ることが多い馬蹄型も久しぶりですけど、作ってるうちにだんだんと手が思い出してくるもんです。

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2019年2月20日 (水)

錠前

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以前は輸入物の錠前は結構出回ってたんですが、最近は物によって不具合があったり使う人が少なくなったとかであまり良いモノを見かけません。

 

そこで知り合いの問屋さんが錠前を輸入したいと言うのでお手伝いしてます。

 

ただいきなり取引をしようと思っても、ロットやメッキの仕上げのやり取りがなかなか難しいらしく四苦八苦してる様子、しかしこの辺の錠前が定期的に適切な値段で入ってくるなら我々作り手にとってもメリットな訳で 、少しでも手助けできたらと思ってます。

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