2019年12月11日 (水)

ブライドルレザー 【天ファスナーブリーフケース】

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長らく製作日記にお付き合いいただいてありがとうございました。

ほぼ全ての行程を一人で手作業で作っていると時間のかかる地味な作業が多くてあまり面白みがないかと思いますが、自分で鞄を作ってみたいと思ってる方もオーダーを考えている方も、ご自身の興味にあわせて参考にして頂けたら幸いです。

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15年ほど前に鞄を作らせて頂いて、その鞄は私でもビックリするほど気兼ねなく酷使されたせいで(笑)だいぶクタビレてきたので新調される事になりました。

結構な荷物を持ってあちこち飛び回るお客さんなので丈夫である事が第一条件。サイズも一般的なモノより一回り大きく革も耐久性のあるブライドルレザーを採用、内容物の重さを見越して底板も強化し持ち手も極太仕様になりました。

これからどんな表情に変わっていくのか愉しみです、仕事のパートナーとしてバリバリ働いてもらいたいと思います。

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2019年12月10日 (火)

中仕切り#3

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仕切りの角にあて革をして中仕切りも完成。

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ようやく全ての行程が完了しました。

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2019年12月 9日 (月)

中仕切り#2

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先日絞ったペンケースとカードホルダーを仕切りに縫い付けます、カードホルダーのリクエストはなかったんですが見た目が寂しいので私の独断で追加しました。

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仕切りも革をグルッと巻きます。

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2019年12月 7日 (土)

もう一仕事、中仕切り/絞り3本挿し

もう一仕事、仕切りの製作。

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表は鞄本体と同じブライドルを、内側にはブッテーロを使ってます。

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ペンクリップを挟む窓には傷に強いクロムの革を、今回のはクシュベルです。挟み口を丸く抜いてクリップが入りやすくしておきます。

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今回はマチと一緒に縫い合わせる固定式の仕切りではなく取り外しが出来る仕切り。固定式の場合はペン先まで覆うペンケースだと下にホコリがたまってしまいますが、この場合は取り出して逆さまにして掃除が出来るので全体を覆う絞りのペンケースを採用しました。

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2019年12月 5日 (木)

ひたすら・・・磨く

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昨日は「縫う」今日は「磨く」と単純な工程であまり見所がないですけど、手作業でやると結構な時間がかかるのでもったいぶって紹介します。

まず包丁→カンナ→紙ヤスリ(3種類)→ふのり、で下地を作ってから【紙ヤスリ→ふのり】の行程をコバが整うまで繰り返し。

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その後玉ネン(ふちネン、化粧ネンとも言います)でコバを引き締めて、更に蜜蝋を溶かして磨いてコバをコーティングして強度を出します。糸に引く蝋とコバの蝋は成分が違うので間違えないように。。。

「コバってどこまで磨けば正解なのか?」と生徒さんからも質問されます。これも革の鞣し方や仕上げによって過程が違ったりします、原厚だったり漉いてたり貼り合わせてたりタンニンかクロムかでそれぞれに合った加減が必要ですし一概に伝えるのは難しいですけど、その時々に適したアドバイスをしたいと思ってます、確かに25年くらい前の私もいまいち正解が分らなかったですから。。。ただコバが奇麗に磨き上がった瞬間は作ってる本人が一番楽しいはずで、その手間を過剰にアピールする必要はないのですけどついついほお擦りしたくなります。    

「縫ったり磨いたり」やほとんどの行程を手作業で進めると機械を使う作業とは比べられないほどの時間がかかってしまい、それが作品の価格にも反映されてしまいます。ただ、単に時間をかければ良いとは言いません、時間のかかる行程を効率よく丁寧に奇麗にスピーディーに進めてお客さんに喜んでもらってこその「仕事」ですので。

長文にて失礼しました〜。

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2019年12月 4日 (水)

ひたすら・・・縫う

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胴・横・底マチを貼り合わせたあとは、ひたすら縫います。

「ひたすら縫う」、と簡単に言っても何も考えずに縫っては奇麗には仕上がりません。裏の縫い目を乱さないよう気を使いながら、段差のキワに糸目を合わせるとか継ぎ目には糸を渡すとか、厚みのある部分と薄い部分の糸の引き加減や、カーブに沿ってキリの角度を変えたりと、色々考えながら「ひたすら」縫います。

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そんなこんなで縫い上がり。

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2019年11月29日 (金)

銅・底・横マチ

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胴に裏地と一体になった天マチを取り付け、それと底マチを縫い合わせます。以前の天ファスナーと天マチと胴の合わせ方を変えたら非常に作業しずらくなりましたけど、こっちの方が剛性が高いと考えたうえでの修正です。  

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そこに横マチを貼付けてようやく鞄の形になりました。

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2019年11月28日 (木)

胴の製作

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根革帯を切り出し持ち手と同じように角カンを巻く部分に補強をして磨きへ。

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そして裁断&目打ちをした胴に根革帯を縫い付けます。

ちなみに私はネジで着脱出来るカンを使います、持ち手は鞄の重量を一手に受け止め、手からの汗も染み込むためただでさえダメージを受けやすいパーツです、そのためもしもの時に修理や補修が出来るようネジ式を使ってます。とは言えこの20年ほどの間に持ち手の交換は1度だけでした、そのお客さんは夏も冬も大雨でも猛暑でも毎日仕事に使って全く手入れもしなかったために、10年ほどでブッテーロの持ち手にひびが入って割れてしまう症状でした。メンテナンスに持ってきてもらったり、簡単で良いのでご自身でも手入れや使用頻度の見直しさえすれば交換するほどの症状には至らないと思いますが「念のため」の対応です。

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2019年11月23日 (土)

天マチ

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次は天マチの製作へ、長さを調整したファスナーを挟んで周りを縫います、胴と縫い合わせる(荒らしてある)部分は床面を段漉きしてまげ癖が作りやすいようにして内側から目打ちをしてあります。

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天マチの両端はボタンで横マチに固定するため、ボタンの頭を革で包んで両端に取り付けます。

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2019年11月22日 (金)

ファスナー

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ファスナーの長さを調整する前にスタイダーの引き手を作ります、今回は南京錠を通せるカンの付いたスライダーを使うので手順的に引き手が先になります。

ファスナーはYKKエクセラ・ダブルの5号を準備しました、ファスナーの長さを調整したあと上下止めを留めるには以前作った留め具を使います、ピンポイントで狙った箇所だけを打て他のムシに干渉しないので断然便利です。

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一緒に南京錠にの胴にもすくい縫いで革を巻きます。

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