コバ(革の断面)の処理には幾つかの方法があります、一般的にはコーティング剤などを塗り仕上げる商品が多いようです。otohaciでは「切り目本磨き」と呼ばれる方法で仕上げています、まずコバにカンナを当て面を出し、紙やすりで番手を変えながらコバ面を整え、布海苔で磨く、紙やすりと布海苔の工程を納得のいくまで繰り返し最後にネンと蝋で仕上げます。時間のかかる作業ですが、コバを丁寧に仕上げることで鞄がグッと引き立ちます。
鞄教室の生徒さんが上手く磨けずに苦労している様子を見ていると、私も鞄作りを始めた頃を思い出します。
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