« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »

2008年8月30日 (土)

14年前

73780024 1994年8月末のこと、私はカナダ・ノースウエスト準州のマッケンジー川という約1500kmの川をカヤックで下っている途中でした。

3ヶ月の旅も終盤になり最終目的地のイヌビクまで残り50km、海が近くなり川は湿地の中を迷路のように枝分かれしたマッケンジーデルタに入り、海からの逆風でいくらパドリングしても前に進まない日が続き体力的・精神的にもかなり参っていたある日、目の前に小さな狩猟小屋が見えてきました、そこには鹿狩りに来ていたイヌイットが滞在していて川から上がって凍えそうな私に暖かいスープを振舞ってくれたのです。このときばかりは本当に生き返ったような気分でした。

73790027 手前の村を出発してから約100km1週間、グリズリーの足あとだらけの泥地で眠っていた日々から開放され壁はなくとも屋根のある硬い床の上で快適な一夜を過ごしたのでした。夜中寒さのあまり目を覚ますと雪が降ってましたけど。

| | トラックバック (0)

2008年8月28日 (木)

8月鞄教室後編

中途半端な天気です自転車か徒歩か電車か通勤手段に迷います、東京の秋ってこんな天候でしたっけ?

P1010003 口枠ボストン完成間近、半年くらい掛かりましたか?もう少しです頑張ってください。

P1010004 こちらの手帳も完成間近サイズ変更をして型紙を作ったオリジナル、今回もコバ磨きに時間をかけるんでしょうか。

P1010005 トートバッグに底鋲をつけてます、写真だけだと何をやってるか判りませんね、ここまで来たら後は気力勝負。

P1010007 前にも言いましたが赤い革の小物良いですね、緑の糸がなかなか良い取り合わせでした。

| | トラックバック (0)

2008年8月26日 (火)

P1010012 涼しい日が続いてます、暑さが戻ってくると思っていたのに肩透かしです、もうちょっと暑い日があっても良いのになと勝手なことを思ってます。

さて製作途中の口枠鞄、持ち手・口枠・胴が仕上がってこれから内装の仕立てに入ります。

| | トラックバック (0)

2008年8月21日 (木)

TokajiとJazz

P1010014 ハンガリーのお土産にトカイワインを頂く、ハンガリー事情に明るくはないのですが1970年に録音されたエラ・フィッツジェラルドのライブ盤「エラ・イン・ブダペスト」が頭に浮かびます、自由の国から来た一行を暖かく迎える観客とそれに答えるエラ楽団のダイナミックな演奏が素晴しい雰囲気を醸し出しています。夏の夜にジャズを聴きながら飲むトカイも乙ではありませんか。

| | トラックバック (0)

2008年8月19日 (火)

口枠

2日程涼しい日が続いたと思ったらまたまた暑さが戻ってきそうです、厄介な夏風邪にご注意を。

P10108006_2 サンプルにOKが出たのでいよい本番スタート、神経を張り詰めながらの作業ですがその緊張感が楽しいです。

| | トラックバック (0)

2008年8月11日 (月)

手帳

P1010001 P1010002

お店に飾る鞄サンプルを作らなければと思いつつ忙しさを言い訳に全く進んでいないこの頃、秋から来春にかけての課題にします宣言。

写真はシステム手帳、小物などは時間を見つけて作るようにしています。

| | トラックバック (0)

2008年8月10日 (日)

8月鞄教室前編

雨ニモ負ケズ、雷ニモ負ケズ、猛暑ニモ負ケズ皆さんマジメに頑張ってます。

P1010006 今月よりマスターコースに編入した生徒さん玉ネンを成形中、包丁を砥いだり金ヤスリで削ったり日常生活ではあまり縁のない作業が続きます、慎重に進めてください。

P1010008 先月より入会した生徒さん磨く、磨く、磨く。少しずつコツがわかってきたでしょうか?メモもしっかりとってます。

P1010004 お友達から注文されて製作していたペンケース、玉縁は完璧にマスターしました。

| | トラックバック (0)

2008年8月 7日 (木)

8月上席@池袋演芸場

Hi370116 定休日ではないのですが我慢できずに行ってきました池袋、この日の演目は

小里ん「長短」、小さん「無精床」、三三「かぼちゃ屋」、〆治「そば清」、権太楼「占い八百屋」、菊之丞「短命」、市馬「出来心」(敬称略)

ちょっとした柳家祭りの様相です、小三治師のお休みが残念でしたが昼夜入れ替えなし2500円でこの面子はお徳!笑う門に福よ来い!

| | トラックバック (0)

2008年8月 5日 (火)

誂えものとは

P1010002 完成品ではありません床革で作ったサンプルです。

いつもの事ですが打ち合わせの度にお客様にご足労願うのは大変心苦しく思います、しかしその工程は必要なことでもあります、私は完成した鞄をお渡しする際にお客様に喜んでいただけるよう製作に励む限りです、でも私もお客様も本当に楽しいのは5年後10年後この鞄が成長したときなんでしょうね。

気が早かったです、まだ完成してないのに・・・。

| | トラックバック (0)

« 2008年7月 | トップページ | 2008年9月 »