懐紙入れ
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コインケースは別で持つと言うことで両面がカードケースになったスマートウオレットを製作、サンプルの品はタンニンの型押しで製作した物で今回はフランスの山羊を仕様。同じ形に仕上げるとしても革によって方法が変わります、だいぶ肩の凝る細かい仕事でしたが喜んで頂いて何よりでした。
ありがとうございます。
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少し前に自宅用に作ったメモパッドが結構便利なので、アトリエ用にサイズを改良して作り直す。
素材は随分前にお客様の注文で仕入れたワルピエのマレンマ、少し余ってたこれを久しぶりに使ってみて改めて良い革だなと感じました。
ブッテーロと同じタンナーなので鞣しの技術は言わずもがな、そこにオイルをたっぷり染み込ませたプルアップレザーと呼ばれる革。写真のように床面から指で押したり曲げたりするとオイルが革の繊維の中を動いて白っぽくなります、これによって十分な経年変化が楽しめる訳で、年中革に頬擦りしてるような革好きには特に気に入ってもらえると思います。
ワルピエの革は他に似た革を探そうと思ってもなかなか見つかりません、見た目が似てても触っただけで違いが分ります、シンプルな仕上げの革なのにここまで特別感を出せるのは手間隙を惜しまない仕事の賜物なのでしょうね。
個人的にはこの革の香りも大好きで、届いた革を梱包から解く度にひろがる香りが愉しみです。
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前回、見所がいっぱいなのに時間がなくて駆け足で見て回った竹中工務店の「木工藝 清雅を標に」を再訪。
見れば見るほど心引かれる作品群は、木工や工芸に興味がなくてもこの展示を観たらその美しさに息をのむはずです。
終盤には木の組み方や材料や道具を紹介してあって、これも非常に興味深い内容でした。
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友人の両親がイタリアから来てるとのことで一緒に食事へ。
せっかく日本に来たんだからと日本食にも色々チャレンジしてるらしいのですが、年配の両親は慣れない食材に疲れ気味なので食べ慣れてるイタリア料理へ。食事もおいしくてマンマのマシンガントークも楽しいんですけど、それに対して私がちっとも返答できない、、、ちょっと前ならもう少し喋れたと思うんですがショックです。。。せっかくの楽しい席で思うようにコミュニケーションが取れないのは何とももどかしい、いざ勉強するとなるとなかなか覚えられないですけど忘れる時はあっという間、もうちょい頑張りますよイタリア語。
お土産グラッチェでした、次回はイタリアで会いましょう!
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先日刃物問屋さんが営業に来て、新しい包丁を紹介して頂きました。
まずは刃裏、一般的な包丁の裏面(鋼面)は平に仕立ててあって使い始める際に裏研ぎをしてから表の刃を付けます、でもこの包丁は刃先が厚く盛り上がっていて段差が付いていて(光ってるところが厚みがあります)先端部分だけ鋼が厚く乗ってる状態。なのでまずはこの部分だけ裏を出して使い始め、刃が短くなったら手前の部分を改めて裏研ぎをするという形になってます。先端は元々かなり奇麗に仕上げてあるのでそのままでも充分な切れ味でした。
パッと見たとき刃が曲がって柄に取り付けてあるのかな?と見えますがこれはわざと角度を付けてるそうです、従って中子(柄の中に入ってる部分)も刃から直線ではなく首の部分で折れた形状なんですね。
細かい感覚ですが包丁を引く時や研ぐ際に、このちょっとした角度が使いやすく感じます。
そして刃の挿し方、柄を縦に割って断面に中子の形にくり抜いてから刃を挟んで止めているので、隙間がなく口金がなくてもガタつかず緩まないところも丁寧です。
鋼はダイス鋼、元々が仏像などを彫る彫刻刀を作ってるの会社なので刃の材質には拘りがあるそうです、手入れもし易く切れ味はかなり良いです。
教室の生徒さん方にも好評でした。
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