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2019年11月30日 (土)

11月手縫い鞄教室

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絞りの3本挿しペンケース完成、絞りは濡らしたり乾かしたりで行程に時間がかかってしまいますが、タンニン革ならではの面白さがあって楽しい仕事です。

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ラウンドファスナー完成上手く仕上がりましたね。内縫いの作品は慣れないと返す際に皺を作ってしまいがちなんですが、最後まで丁寧に仕立てました。

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次の鞄を作る前に気分転換をしようと始めたスマートウオレット、しかし精密な裁断や先端0漉きなど思ったより細かい作業が満載の課題でした、ここでスキルアップした腕で次の課題も頑張って下さい。

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難関だったつり込みの底付けとR部の寄せも上手に出来ました、そして本底を貼り合わせての縫い合わせ、こっちもなかなかの難関ですので慎重にお願いします!

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息子さんに頼まれたトートバッグ完成、「トーマスウエアのブライドルで鞄作ってもらえるってなかなか貴重ですよ」とお伝えください。楽しそうに作られてました。

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コインポケット付きの長財布完成、あえてカードの枚数を制限して財布を薄く保つというのも大事ですね、とにかく最近はカード太りの財布が多いですから。

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長い行程だったダレスバッグも口枠を取り付けてだいぶ形になりました、口枠の縫い合わせも気を抜かずに進めて下さい、もう一息です。

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シュランケンカーフで縫わない名刺ケース完成、これから仕事が忙しくなりそうですけど自分で作ったお気に入りを味方にして仕事に励んで下さい。

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新しく入会された生徒さん、道具の仕立てと保護ケースを作って次回はいよいよ本課題に入ります、分らない事があったらドシドシ質問して下さい!

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教室の皆さんへの差し入れ、松本から唐辛子、仙台は海苔チップス、直島芸術祭のお土産、ありがとうございました!

 

今年も残すとことあと1ヶ月、12月も宜しくお願いします。

 

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2019年11月29日 (金)

銅・底・横マチ

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胴に裏地と一体になった天マチを取り付け、それと底マチを縫い合わせます。以前の天ファスナーと天マチと胴の合わせ方を変えたら非常に作業しずらくなりましたけど、こっちの方が剛性が高いと考えたうえでの修正です。  

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そこに横マチを貼付けてようやく鞄の形になりました。

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2019年11月28日 (木)

胴の製作

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根革帯を切り出し持ち手と同じように角カンを巻く部分に補強をして磨きへ。

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そして裁断&目打ちをした胴に根革帯を縫い付けます。

ちなみに私はネジで着脱出来るカンを使います、持ち手は鞄の重量を一手に受け止め、手からの汗も染み込むためただでさえダメージを受けやすいパーツです、そのためもしもの時に修理や補修が出来るようネジ式を使ってます。とは言えこの20年ほどの間に持ち手の交換は1度だけでした、そのお客さんは夏も冬も大雨でも猛暑でも毎日仕事に使って全く手入れもしなかったために、10年ほどでブッテーロの持ち手にひびが入って割れてしまう症状でした。メンテナンスに持ってきてもらったり、簡単で良いのでご自身でも手入れや使用頻度の見直しさえすれば交換するほどの症状には至らないと思いますが「念のため」の対応です。

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2019年11月24日 (日)

3日ほど休憩します

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所用のため11/25(月)〜27(水)までお休みを頂きます、宜しくお願い申し上げます!

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2019年11月23日 (土)

天マチ

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次は天マチの製作へ、長さを調整したファスナーを挟んで周りを縫います、胴と縫い合わせる(荒らしてある)部分は床面を段漉きしてまげ癖が作りやすいようにして内側から目打ちをしてあります。

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天マチの両端はボタンで横マチに固定するため、ボタンの頭を革で包んで両端に取り付けます。

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2019年11月22日 (金)

ファスナー

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ファスナーの長さを調整する前にスタイダーの引き手を作ります、今回は南京錠を通せるカンの付いたスライダーを使うので手順的に引き手が先になります。

ファスナーはYKKエクセラ・ダブルの5号を準備しました、ファスナーの長さを調整したあと上下止めを留めるには以前作った留め具を使います、ピンポイントで狙った箇所だけを打て他のムシに干渉しないので断然便利です。

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一緒に南京錠にの胴にもすくい縫いで革を巻きます。

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2019年11月20日 (水)

何度見ても

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続いて本体の製作に入ります、しかし何度見てもやっぱり白い。

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致命傷の傷がないか確認しながら大まかに切り出したんですが、何となく不安が残るものです。。。

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2019年11月18日 (月)

持ち手#3

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持ち手の仕上げ、チリを落としてコバを磨きます。芯を巻いてるところはステッチから1.5〜2.0mm間隔で、先端は3mm程度の間隔です、手がかかる部分はコバが出過ぎてると邪魔になるために間隔を変えてあります。

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最後に蜜蝋で仕上げて終了、「コバの磨きはどこまでやれば正解なのか?」と生徒さんからも質問されます。確かに縫ってあれば道具としての用途は満たすんですけど、コバはダメージを受けやすい箇所でもあるのでヤスリで磨き上げてフノリや蝋で固めてあげる事によって美観だけでなく補強の意味にもなります。またお客さんから納得して頂く為にもコバの仕上げは手が抜けない仕事です、スベスベに仕上がったコバを触ってみて下さい。

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2019年11月17日 (日)

持ち手#2

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持ち手本体の製作にかかります。角カンを巻く部分には薄く漉いた共革を当てて補強します、鞄の重さが一手にかかり稼働もする箇所なので特にダメージを受けやすい部分です、使ってるうちに伸びたり裂けたりしないよう「持ち手の気持ち」になって仕立てましょ〜。

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先日作った芯を巻いて縫い進めます。

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2019年11月16日 (土)

まずは持ち手

まずは持ち手、正確には持ち手の芯から

お客さんが普段使っている鞄を見せてもらったら珍しいくらい太い持ち手で、同じくらいの太さをご希望なので芯の成型から始めます。Img_2873

最終的に断面を10×12mm程度の楕円形の棒に仕上げたいため、断面が5×12mmになるようにブッテーロの厚みを調整し貼り合わせて4本切り出します。

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それぞれを包丁とヤスリを使ってカマボコ状に成型、

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そのカマボコを貼り合わせ楕円になったところ、更にカンナとヤスリで形を整えて終了です。

ヒモの芯は柔らかくて、ゴム芯は硬化して折れる事があったり、市販品ではその時々の用途に合った素材、太さ、断面の形状が選べないのです。今回のはしっかりと書類が入る鞄でその重量を支える意味と、通常よりも太い持ち手が希望ということで銀付きの革を貼り合わせて成型した芯を使用します。

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2019年11月15日 (金)

白い・・・

今度製作に入るブライドルレザー。

届いた革の梱包を広げてみたら白い、、、グリーンのはずなのに白い。。。

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作り始めてから大きな傷が見つかって作り直しにならないよう、目を皿のように確認してトラウマに負けないように進めます。

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2019年11月13日 (水)

秩父錦

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いつの間にか秋も深まって街の木々がだいぶ色付いてきたこの頃ですが、この調子であっという間に年末なんでしょうね。

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先日仕事で秩父に行った方の話だと、この前の台風で土砂崩れなどかなりの被害があったようです。今年はホントに自然災害に泣かされた一年でした、被害にあった各地が早く日常生活を取り戻せるようにと願います。

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2019年11月12日 (火)

バスキア〜!

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楽しみにしてた”バスキア展”へ。

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圧巻の作品群と圧倒的な力強さ、目に見えない大きな力を感じるのは実物を観るからこそでしょう、今週末までの会期ですが観る価値アリです。

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"Made in Japan"

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2019年11月10日 (日)

Abbastanza bene

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この前作った銀面荒らし具、生徒さんにも使ってもらったところまずまずの評価です、なかには嫌いだった荒す行程が相当楽になると絶賛してくれる人もいて作った甲斐がありました。その場でひらめいた勢いで作ったのでまだ完璧とはいきませんがとりあえず”abbastanza bene”といったところでしょうか。

使いながら改良点を見つけて修正していくのが職人道具ですので、使ってみた感想ご意見はドシドシお伝えください。

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2019年11月 8日 (金)

ワインハイマー・トルソー

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ワインハイマーと言えばワープロラックスやボックスカーフが有名ですが今回は”トルソー”

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ずいぶん前に問屋さんでワープロラックスを見に行った時、こんなのもあるんですけどイマイチ知名度がなくて、、、と紹介してもらったのがこのトルソー。

ワープロよりすこし柔らかいというかしなやかな革肌と、きめの細かいシボと柔肌に一目惚れでした。いつかこれで何か作りたいなと思ってたところ、問屋さんが取り扱いをやめると言うので慌てて数枚仕入れて棚に寝かせてるもの。このご注文にはトルソーでしょ!という時にお薦めしてます。

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2019年11月 7日 (木)

高円寺”jirokichi”

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20年ぶりに高円寺の”jirokichi”へ、久しぶりすぎて前回誰を観たのか覚えてないですけど、ブルースやソウルが聴ける老舗のライブハウスは思いがけない凄腕のミュージシャンがフラッと演奏したりするので常にチェックするべき箱です。

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来年が45周年だそうで音楽文化を発信して根付かせた功績は絶大ですからね。変な話ですけど、ずいぶん前に大好きなドラマーのバーナード・パーディーのライブを見逃した事が何より心残り、一生忘れないほど悔いています。

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2019年11月 6日 (水)

”クリスマスリース”教室

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お隣の花屋さん”花楽里”さんの恒例クリスマスリース教室を今年はotohaciで開催する事になりました、素敵なリースが作れますのでご興味のある方はお声がけください。

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2019年11月 4日 (月)

改訂版ラウンド長財布

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型紙を大幅に見直したラウンドファスナー完成しました。

表胴に仏・RemyCarriatのシュリンクレザー、内装には独・Perlingerのノブレッサカーフを使用しています。今回は全部の行程でコバをへり返して仕立てました、切り目も返しもそれぞれの良さや好みがありますので、革の性質やご自身の美感、スタイルに合わせてご注文・ご相談いただけたらと思います。

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2019年11月 3日 (日)

改訂版製作中#5

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ファスナーを巻いた内装に胴表を貼付けます、ファスナーを挟んで表と内の高さや合い印が分り難い時は合い印のキワに糸を出して置くと目安になります。

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表と内の縫い目を乱さないように、一周縫って胴の行程が終了。

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最後に引き手を作ったらようやく完成です。

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2019年11月 2日 (土)

六本木にて

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六本木で開催されている「エルメス 夢のかたち」展を観賞。個人所蔵のオーダー作品を紹介する展示で興味をそそる作品がずらりと並んでます、ディスプレイも凝っていて楽しい展示でした。

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お隣の六本木ヒルズでは「バスキア展」も開催中でこっちは来週観に行きたい。

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