まずは持ち手
まずは持ち手、正確には持ち手の芯から。
お客さんが普段使っている鞄を見せてもらったら珍しいくらい太い持ち手で、同じくらいの太さをご希望なので芯の成型から始めます。
最終的に断面を10×12mm程度の楕円形の棒に仕上げたいため、断面が5×12mmになるようにブッテーロの厚みを調整し貼り合わせて4本切り出します。
それぞれを包丁とヤスリを使ってカマボコ状に成型、
そのカマボコを貼り合わせ楕円になったところ、更にカンナとヤスリで形を整えて終了です。
ヒモの芯は柔らかくて、ゴム芯は硬化して折れる事があったり、市販品ではその時々の用途に合った素材、太さ、断面の形状が選べないのです。今回のはしっかりと書類が入る鞄でその重量を支える意味と、通常よりも太い持ち手が希望ということで銀付きの革を貼り合わせて成型した芯を使用します。
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