11月鞄教室・後編

ご友人達からの依頼で製作したレザーバングル、ブッテーロとボックスカーフで３つ完成しました。サイズもそれぞれの手首に合わせて調整したジャストサイズです、素晴らしい仕上がりでした。

難関の底のつり込み、R部の革をキレイに内側に寄せられました。緊張しながらもここまで順調に進行中、難しい仕立てが続きますが慎重にお願いします。

ご自宅でも色々作られてる経験豊富な生徒さんが初めての玉ぶち・内縫いに挑戦、型紙の構造を考えながら上手に完成させました。色んな技法を覚えたら製作の幅も広がりまね。

拝み合わせ縫いでティッシュケースを作製中、斜め45°漉きにやや手こずったもののステッチは奇麗に縫えてます。完成までもう一息、集中して頑張って下さい。

 

ある日の鞄教室、生徒さん全員が先端０漉きをしてる非常に珍しい光景です。

教室に通い始めたころは「えっ？こんな事するの？」とビックリする生徒さんがほとんどですが、今では当然のように包丁を操っています。各パーツの構造に合わせて厚みの調整をする事で作品をスマートに仕上げる必要な行程です。

毎年恒例の生徒さんのお庭で収穫された柚子、今月も北海道から美味しいチーズ、不思議な美味しさコンニャク餅、洒落が聞いてる「ありが糖う」、季節限定の「HORN」で一休み、2ヶ月前に予約したという白金・松島屋の栗羊羹、皆さんで美味しく頂きましたありがとうございました。

ブッテーロ / ベルト #2

すっかりお馴染みの"strap pony"に挟んでひたすら縫い進めて完成です。。。

今回のベルトは遠方のお客様からのご注文でした。ご来店できないためメールでバックルや剣先型やステッチ、ループの仕様等のサンプル画像をやり取りをして製作させて頂きました。

ブッテーロ / ベルト #1

ブッテーロでベルトのご注文、真鍮無垢のバックルでつや消し仕様がご希望との事で、バックルにヘアラインを入れて表面を加工します。

ループもダブルでと言う事でしたのでバックル側には通常通りの固定ループ、剣先側には可動式のループを取り付けました。

秋も深まって

出勤前に靖国神社を散策、銀杏が色付いて秋の深まりを感じます、11月もあと1週間！年の瀬の足音が聞こえてきましたね。

ふと気付いたら今日の服装は10年以上前にフィレンツェで購入したニットジャケットとマンニーナのサイドゴアブーツ、好きな様に旅が出来てたころが遠く昔の出来事のように感じるこの頃。。。

11月鞄教室・前編

ティッシュケース完成、上手に斜め45°漉き出来てステッチも奇麗に仕上がりました、なかなかやりますな！お疲れさまでした！！！

丁寧に時間をかけて進行したボディバッグ完成しました、ご愛用の生徒さんも多いバッグです、秋のお出かけに活用して下さい。

 

ブライドルレザーの床面の一部をあえて表に使うラウンドファスナー、内装の行程が終了して全容が見えてきました、もうひと頑張りお願いします。

最近出番の多い大物用のクランプ、ベルトなどの長モノの他にも高さのあるものにも有効です。日によっては2台だけじゃ足りない事も、、、もう1台必要ですかね？

ある生徒さんが面白い貯金箱を考案して試作中です、完成が愉しみですね！

すっかり秋も深まったこの頃、感染者が増えてるのが気になりますが、しっかり予防して乗り切りましょう！

お知恵を拝借

「教室終わったらそのまま出張です！」と言う生徒さんのキャリーケースについてたタグが気に入ったので、このアイデア拝借しました。

対照的な色で表と裏を貼り合わせイニシャルの箔を押して明るめのコバに仕上げます。

似たような色味の多いキャリーケースの目印にいかがでしょう。

思う通りに旅行が出来ない昨今ですが、安全安心な世界が戻る事を祈りつつ。

天ファスナーブリーフ / メンテナンス

5年前に製作したブリーフケースがメンテナンスの為に里帰り。

 

5年間毎日の様に使って頂いてるとそれなりにダメージを受けるので、麻糸が擦れてる箇所を縫い直してコバも磨き直して革のクリーニングと栄養補給を行います。

 

今までも使用頻度の低い季節に定期的なメンテナンスを行ってきましたが、大掛かりなメンテナンスは今回が初めてでした。

それにしてもブッテーロのポテンシャルは凄いですね、革自体の硬化劣化はほとんど見られず、表面のクリーニングと栄養補給でツヤツヤに生まれ変わります。この表情はお客様と鞄が作り上げた新品の頃には見られない表情です。

革はメンテナンスを怠るとどんどん劣化してしまいます、適切なメンテナンスを行って末永くご愛用して頂く鞄は作り手にとってこの上ない喜びでもあります。皆様もお手元にある革製品を可愛がってあげてください。

お心遣い感謝します！

やっぱり使いやすいが一番

以前ブログに書いた"JAL"と"LOEWE"のコラボレーションコインケース、その使いやすいコインケースを早速生徒さんが自作しました。

これホントに使いやすいし製作もさほど難しくないのでプレゼントとしても喜ばれるんじゃないでしょうか、生徒さんの様に色んな柄や仕上げの革を使って作れば貰う相手も選ぶ愉しみがありますしね。

ワインハイマー/トルソー

靴の誂えにも慣れているK様は革オタクと言っていいほど革に詳しいお得意様、そのK様がこれで何か作ってみたかったとワインハイマーのトルソーをご指定されました、今回のご依頼は仕事でセミナーや勉強会へ行くときの必需品を収納する小さなポーチ。

この革は10年くらい前に仕入れて仕舞っておいたもので現在は日本は入ってこない革だと思います、在庫も沢山はないので気になるお客様は是非ご検討ください。

本日も快晴ナリ

乾燥はお肌の大敵ですが、晴れ渡った空のもと色づき始めた木々が奇麗に映ります。

きめが細かくて指に吸い付くような手触りのワインハイマー/トルソー、この革が以前から気になっていたと言うお客さんのご注文で小さなケースを製作開始。

芸術の秋

GYREギャラリーの”名和晃平”展へ。夏から秋にも観たい展示がたくさんあったのに仕事ばかりだったので、そのモヤモヤを回収するためにも冬はギャラリー巡りします。

有名なPixCellや新作も交えてこれだけの作品が観れるのは贅沢ですね、明治神宮でも金銀の鳳凰が展示されてるそうですがそっちは間に合わないかな。。。

秋の夜長は

ほとんどのお酒は美味しく呑める自信がある私ですが、ジン、モルトウイスキー、カルバドスブランデーと並んで特に好きなのがアブサン、比較的小さな設備でも作る事が出来るため、近年は小規模な作り手からレベルの高いアブサンが多く生産されてます。

今回勧めてもらったのは100年前のレシピを復刻させたという一杯、秋の夜長にピッタリですよ〜。

DESIGNART TOKYO 2020

アート好きの生徒さんから教えてもらった"DESIGNATO TOKYO 2020"、最終日間際に駆け込みで鑑賞してきました。

表参道を中心にたくさんの店舗やギャラリーに色んなテーマの作品が展示されてます、一部は会期が過ぎても展示が続くそうです。

時間がなくて少ししか観れなかったので、来年は計画を立ててもっと色々な展示を観て廻りたい。

晴天です！

スッキリ晴れ渡った浅草、スカイツリーも隅田川も奇麗に映えて見えます。本日は3年ぶりに木枯らし1号が吹いたそうですよ。

今戸神社の前を通ると決まって「今戸の狐」という落語噺を思い出してます。