焼きを入れたり戻したり
コンプラに反する不適切な話ではございません、鞄の芯に使う金物の話です。
焼き入りリボンを加工するにはまず焼きを戻します、その上で穴を開けたり曲げて成形します。
焼きが戻ったままではまずいので、再びリボンを真っ赤に熱してそれを一気に水につけて「焼き」を入れます、昔の鍛冶屋さんの映像で見るアレです。
焼き入りリボンは分かり易く言うとゼンマイ時計やゼンマイモーターなどに使われる「バネ」です、薄く軽い素材で形状記憶するので曲げたり丸めたりすると元に戻ろうとします、その力を利用して時計やモーターを動かしたりします、分かり易く無いですね、説明するの難しい。。。
しかし様々な要望を聞いて様々なアプローチから鞄を作る身としては、金物加工も革職人の仕事の一つなのです。
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