2020年3月27日 (金)

4年ぶりの打ち合わせ

4年前に鞄を作らせて頂いたお客様が久しぶりに来店、靴のオーダーにも慣れてるお客様は革の知識も豊富でデュプイ、アノネイ、ワインハイマー、ペリンガーと色んな革を引っ張りだしては語り合う時間。

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前回も革や製作サンプルを前に「ああでもない、こうでもない」と何度も打ち合わしたことをお互いに思い出したり、お客様の好みが少しずつ分ってくるのもこうやって対面で直接話し合える仕事の面白さであります。

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今回の靴は珍しく既製品のベーメルのローファー、でも革の質感や木型の精度はさすがの仕事ぶりですね。

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大切に使って頂いてる鞄の状況も確認出来て有意義な打ち合わせでした。

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不要不急の外出は控えてという週末ですが、手洗い、うがい、マスク、換気をしっかりやって元気に働きます!

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2020年2月19日 (水)

何の教室??#2

トランクを製作中の生徒さん、トランクのフタ裏へゆがみ防止と補強の為に取り付ける芯材を作ります。

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胴と重なる部分のため厚みのある芯は向いてません、比較的薄くて形状を保つには「焼き入りリボン鋼」です。元々焼きが入っていて曲がらないし刃が立たないので、まずは曲げたり穴をあける部分の「焼きを戻して」あげます。

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それぞれの位置をドリルで穴をあけたりバイスで曲げたりのを処置をして、

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処置が済んだ各部に改めて「焼きを入れて」完成です。

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革と平行してバーナーを使ったり鉄工まがいの作業が難しい時もあるんですけど、周りの生徒さんも興味を持ってくれて面白い作業でした。

先日の「ガリガリ棒」に続いて「何の教室なんだ?」と思われそうですが、一口に「革鞄を作る」と言っても色んな要素が組み込まれてる事をわかって頂けたら更に製作の幅が広がると思います、お疲れさまでした。

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2020年2月17日 (月)

何の教室??#1

革の銀面を荒らす「荒らし棒」。いつの間にか「ガリガリ棒」という通称が出来ました、生徒さんが作りましたのでその様子を。

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適当な鉄の平板を適当な長さに切って先端を適当な角度に曲げます。「適当」ばかりですが広い範囲を荒らす時には幅の広い板で、角度はエンピツを持つように使うのでそれに角度を合わせます、さらに両端を使えるようにしたいので両方とも曲げておきます。

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続いて私が彫金の勉強をしてた頃に作った「毛彫りタガネ」で、大根おろしのおろし金の様に「目を立てます」。同じ角度で同じ深さにまんべんなく彫るところは若干のコツが必要です。

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時間のかかる荒らし作業が効率よく進められる時短アイテム、20分程度で作れますので、ご希望の方は挑戦してみて下さい。

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2020年2月14日 (金)

優秀な定規、再入荷

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以前100円ショップで見つけた優秀な定規、生徒さんが欲しいというので買いに行ったところ「閉店」してまして、それ以来100円ショップを探し回ってたんですがどこに行っても同じ定規が見つからないんです。

という話をしてたら一人の生徒さんが「ウチの近所の100均にありましたよ」と教えてくれたので1ダース買って来てもらいました。

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生徒さんにはもちろん好評なんですけど、私も最近はこの定規がないと落ち着きが無くなるほど頼ってます、本当に便利な定規なんで教えてもらった時はどれほど安堵したことか。

在庫ありますのでご希望の生徒さんはお声がけ下さい。

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2020年2月 5日 (水)

金枠のジョイントを作る

四角い金枠の角に使う継手を作ります、

インスタから簡単な動画が見れます。

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真鍮パイプを切り出して、バイスで直角に曲げます。

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パイプの先端から糸鋸で切り込みを入れ、小口をやすってバリを取ります。

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そこに一回り大きいパイプを差し込んで留めたら出来上がり。

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この金枠はトランクの開口部の補強になりました。

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2020年1月22日 (水)

へり落とし/道具の話

以前面白い革包丁を紹介してくれた刃物問屋さんが、新しく「へり落とし」作りました、と持ってきてくれました。

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ハイス鋼を使ってるため一般的なへり落としより少し高額になりますが切れ味は良いです。

革包丁を試した時にも思った事は、今まで「こういうものだ」と思って使ってきた革の刃物類とアプローチが違うという事。元々が仏像や能面用の刃物を作っている会社さんだから刃物に対する考え方が異なるのかどうかは分りませんが、刃の鋼材選びや仕上げ方、刃を柄に据える方法など興味深く使い始めてます。

包丁も使い心地が良いので、新しいアイテムがあったら試してみたくなる刃物屋さんです。

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見本を用意してありますので試してみたい方はお声がけ下さい。

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2020年1月17日 (金)

ラウンドファスナー製作#1

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前回試作した改訂版ラウンドファスナーの製作を始めました、今回の内装は仏/アルラン・シュリーと0.5mmに漉いた仔羊を使用します。

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まずはカードポケットとコインポケットのパーツを切り出し、へり返してネンを入れておきます。ポケットの段を重ねるとこんなイメージ、通常型よりポケットが1段増えた仕様です。

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ファスナーの長さを調整し、カードポケット下段と一体になってるコインポケット開口部に貼り合わせ縫います。

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内胴は0.4mm厚のボンテックスを芯にして、ポケットが重なる下部に仔羊、上部にはシュリーを貼りコバを包み。

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カードポケットの上中下段を組み立てて内胴に貼り下部を縫い合わせたらだいたいの内装が出来上がります。

大きくて不安定なので作業がしづらいですがここは我慢のしどころ。

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2020年1月10日 (金)

年始回り

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良く晴れた本日は仕入れも兼ねて浅草方面へ年始回り。

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いつもラジオの話で盛り上がる漉き屋さんを覗くと、パーツ取りで仕入れた漉き機を解体洗浄してたので今日は仕事の話で盛り上がりました。私の使ってる西山製漉き機もかなり年代物ですがこの西山はさらに古い型で、消耗しやすいパーツや細部の違いなど教えてもらいました。

とは言えここまで解体した漉き機を組み立てるとなると、私だったらパーツの1つや2つは確実に余ってしまいます。。。

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2019年12月26日 (木)

この定規が優秀!

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100円ショップで見つけたこの定規、かなりの優れモノ。

5mm幅の間に1mmの間隔でガイドラインが入っている定規は良く見かけますがこれはもうひと捻り、上から3+2mmで5mm、その下は5mm間隔が続いてるのに一番下になぜか2mmのガイドが入ってます。

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通常は5mmの倍数が定規の幅ですけどこれは”32mm幅”、何故このような作りになってるのかは謎ですけど私の仕事にはとても便利。

裏地を2mm引いて裁断したり2mmのチリ幅を取ったり、見返しと裏地を7mm重ねたり7mm内側から先端0漉きしたり、2mmという幅は製作の過程で良く出てくる数字なもんで、これを使い始めたら手放せない毎日です。

100円ショップ恐るべし。。。

 

 

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2019年12月21日 (土)

長物・大物用ポニー

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以前に紹介したベルトなど普通のウマに挟めない長物用のウマ、テーブルポニーとかストラップポニーとか名称は未だ良くわかりませんが、今やこの道具が自分や生徒さんの作業に欠かせないということは確実です。

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ベルトに限らず鞄の胴と底を縫い合わせる時など、ウマの懐に収まらない大判の革もしっかり固定できるので、これなしの作業はもうホントに考えられません。

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